志賀郷の古老の意志を継いで、奥山に森林・桜を育てよう

 京都府綾部市・志賀郷の奥山は、犀川の水源で由良川の清流を保つ支流の重要な森林を育んでいます。
この森は、志賀郷地区全村の住民が入会権を持った歴史的な共有林です。村有林の時代を経て1955年志賀郷村の綾部市への合併に先立ち社団法人を結成し、全住民の労力によって今日まで美しい森を守り伝えてきました

山頂からの眺望

 

植林の多いこの森は、その健康を保つために人の手による管理を必要としています。
管理のための森林調査や間伐などの整備作業には、作業道や歩道の設置が不可欠です。
これらの設置が環境に大きな負荷をかける工事になってはかえって森が荒れてしまいます。

そこで、ここ奥山では、自然にやさしい最新の技術による自然の理に敵ったやさしい作業道づくりが進められてきました。現在完成した未來志向の環境保全型「森林作業道」は、綾部の自然や由良川の清流を愛する皆さまの来訪を心待ちにしています。

志賀郷の奥山の魅力を多くの人が共感できる姿にしたいと、志賀郷地区婦人会が中心となって奥山の府道沿線に日本の自然を象徴するサクラの植樹が開始されたのは、1993年です。翌年には、「奥山・登尾峠に桜を育てる会」が結成されました。この会の活動は、地区自治会連合会や公民館の後押しもあって年々盛んと育っていきました。2002年の植樹事業とその後の補植では、奥山一番地ぬた場の尾根に200本を超えるヤマザクラが植えられました。この事業は、日本花の会創立40周年「後世に残る桜の名所づくりモデル事業」の実施場所にぬた場が選ばれたことを始まりとするものです。その後、地区婦人会の解散による活動継続の危機を乗り越え、「奥山・登尾峠に桜を育てる会」の活動は、新たに結成された「志賀郷に桜を育てる会」へと引き継がれていきました。2015年までは志賀郷の古老を中心に、これまでに奥山に植えられたサクラ約450本は、大事に育てられ毎年お花見会も開かれるなど、「志賀郷奥山」は、綾部の新名所へと育っていくかに思われました。

過去の活動の様子。ぬたば会場での紙芝居。

 

奥山府道の災害発生や「志賀郷に桜を育てる会」の会長の急逝など重なり、2016年以降は植樹・育樹活動は休止状態でお花見会も開かれていません。

時を経て、いまここに改めて、志賀郷の奥山で植樹・育樹活動を再開すべく「サクラのオーナー」を募集するところとなりました。

“サクラのオーナー募集に向けて、今あらためて志賀郷の古老の思い”

今を去る20年前、地域の有志に一般市民を交えて200本余のサクラの苗木が奥山一番地ぬた場に植樹されました。その現状を見るとき、大きく育ったサクラの木もあれば未だ途中の木もあります。

ここ「ぬた場」で吉野の山桜のように一目千本の様なサクラの名所をつくりたいとの強い思いが、植樹参加者の共感であったかと記憶しています。
志賀郷の奥山の森林は、木材生産を目的とするだけだなく、森林作業道を活用して森林浴や家族などグループでいつでも気軽に安心してハイキングができるそんな山にしたいとも願っています。その森では、山菜やキノコ採取ができればキャンプもできるという一年を通じて人をやさしく向かい入れるそんな山が理想です。

願わくば一人でも多くの方に山づくりに参加いただき5年、10年先には夢でなく笑える日が来ることを期待するものです。

20周年に向けて、未来へつなぐ桜の山を、クラウドファンディングで

志賀郷奥山に桜の苗木を植えて、来年で、20年になります。
これを機会に、あらためて、みんなで楽しめる桜の名所を作り、いつでもハイキングやキャンプなどができる山にしていくために、クラウドファンディングで賛同者をつのることになりました。
志賀郷奥山と、綾部地域を楽しめる特典を、色々とご用意しています。ぜひご覧いただき、ご支援をお願いいたします。

山の資源を未来へつなぐ!一目千本の桜の名所&&キャンプも楽しめる山づくり
https://readyfor.jp/projects/shigasatosakura